成果報告

「音」から想像するメディア=ラジオ+福祉施設、そこから得た気付きとは?

  • 学生の体験談
  • 学校事例紹介
掲載日:2024/12/02
2024年度掲載

「ラジオ番組制作で考える地域づくりの可能性」というワークショップに参加した3人。
普段はあまり聞かない「ラジオ」というメディアを通じて、「音だけ」で伝えることの可能性、そして地域福祉の課題など様々なことを考え、学びました。

事業内容:生活介護事業、就労継続支援事業、グループホームなどの各種障害福祉サービス事業
所在地 :【法人本部・いぶき】岐阜市島新町5番9号
     【第二いぶき・パストラルいぶき】岐阜市出屋敷493

【ワークショップの内容】

課題解決型ワークショップ!! メディアを活用した地域コミュニティー創造
ラジオ番組制作で考える 地域づくりの可能性

期間:2024年7月6日(土)、8月26日(月)、27日(火)、9月6日(金)
共催:社会福祉法人 いぶき福祉会
全学年対象/先着順20名(宿泊費・交通費は実費負担アリ)

社会福祉法⼈いぶき福祉会が岐⾩地域で取り組んでいる、地域のつながりづくりや、つながりから⽣まれる価値創り。本プログラムでは、事前学習と現地でのフィールドワーク等で情報を収集し、グループによるラジオ番組の制作を通じて、地域づくりの今後の可能性を提案していきます。 このワークショップで新しい地域づくりの取り組みと共に⾃⾝の成⻑も実現しませんか?

学生さんへの募集案内
(写真提供:日本福祉大学 星野さん/以下同じ)

ワークショップに参加した学生さん

Hさん
日本福祉大学
社会福祉学部 社会福祉学科
人間福祉専修 2年
Mさん
日本福祉大学
社会福祉学部 社会福祉学科
人間福祉専修 2年
Kさん
日本福祉大学
教育・心理学部 子ども発達学科
2年

*今回のワークショップには2年生3人、1年生2人の計5人が参加しました。

参加のきっかけは大学の電子掲示板

今回のワークショップに参加したきっかけを教えてください。

Hさん:最初はnfu.jp(日本福祉大学の学内ポータルサイト)の掲示板で企画を知りました。もともと地域福祉のことに興味があったので、タイトルの中の「ラジオ」よりも「地域づくり」のほうがすごく気になりました。「夏休みだし時間もあるかな」、「こういう機会を通して何か学べることがあるんじゃないかな」と考えて参加しました。

Mさん:私はHさんから誘ってもらったのもありますが、どういうふうに地域づくりがされているのか?ということと、自分が普段使わないラジオで、どういうふうに情報発信をしているのかを知りたいなと思って、参加しました。

Kさん:僕も大学サイトの掲示板で見付けました。所属している教育・心理学部では、福祉に関することも学んでいるのですが、公認心理師になるコースに進まないと実習がないんです。それで、実際の現場を見てみたいなという気持ちがあったのと、就活について考えた時に、何かやっておいた方が良いかな?と思ったことがきっかけです。タイトルに「ラジオ」とあったので、そんなに堅苦しくなさそうで良いかな?という気持ちもありましたね。

確かにラジオと言われても、あまり学生さんみんなが常時聞いているかというと、そうでもないですよね。でもちょっと楽しそうです。
参加にあたって、何か準備はされましたか?

Hさん:いぶき福祉会さんのホームページを見たりしました。いきなり行って話を聞くにも、ちょっと知識があって聞くほうが良いだろうなと思ったので、SNSを見たりして、こんな感じなんだな、というところは確認しましたね。

参加するに当たっての目標はありましたか?

Hさん:個人的に一番大きな目標としては、やっぱりラジオの可能性というところから出発して、「いぶき福祉会さんの魅力を地域に発信するには、どう努力していけばいいかな?」というところだったと思います。Mさんも先程言ったように、ラジオにそんなに縁がある世代ではないのですが、2日目にIAMASの金山 智子先生から、コミュニティラジオの可能性についてお話を聞いたことで、特にその点が自分の中では大きなテーマになったように思います。

ワークショップのスケジュール
日にち会  場内   容
7/6(土)ぎふメディアコスモスいぶき福祉会設立30周年記念イベント「夢よもっとひろがれ展」の見学
8/26(月)
8/27(火)
(岐阜市内で宿泊)
第二いぶき・オリエンテーション
・IAMAS(情報科学芸術大学院大学)金山 智子先生からのレクチャー
・障がいのある仲間との交流、録音、番組の構成と制作 等
9/6(金)第二いぶき制作したラジオ番組の発表会・まとめ

設立30周年イベントの見学からスタート

今回、初めていぶき福祉会さんを知ったということなのですが、印象はいかがでしたか?

Hさん:初日は設立30周年を記念した展示会を見学しました。今まで福祉の事業所で作られた作品や商品を見る機会が個人的にあまりなかったので、仲間の皆さん(いぶき福祉会では、利用者の方を「仲間」と呼んでいます)の作ったものを見たり、お話を聞いたりして、感心したというのか、すごい!と素直に思いました。

設立30周年記念イベント 見学の様子
お写真もお借りしているのですが、イベント会場は色彩も豊かで、素敵な空間だったようですね。
2日目、3日目は岐阜市内で宿泊されての実習だったんですよね。
実習の中で、それぞれ一番印象に残っていることはありますか?

Kさん:最初に作業の見学に入らせてもらった時には、障がい者の方と関わる機会がこれまでなかったので、どう接したら良いのかな?ということと、ラジオの収録用マイクを持ってその場にいるのにも違和感があって…ということで、少し時間がかかりましたね。

Mさん:ボランティアとしてその場にいるわけでもないので、どういうふうに利用者さんの中に入っていって良いのか分からなかったですね。ただ音を録るだけでいいのか、それとも自分から関わって、コミュニケーションを取っていけばいいのかが難しかったです。

Hさん:それまでにも何度かボランティアで、障がい者の方の施設に行ったことがありました。そういう場合は明確な目的というのか、「ボランティアとして、利用者さんとコミュニケーションを取る」というものがあるので“ここにいて良いんだ”とも思えるのですが、今回は“音を録るからいて良いんだ”というのが新鮮というのか、これまでなかったので…どうすればいいんだろう?という動揺が最初はありましたね。

まずは各施設を見学させていただきます
職員さん方からお話を聞きます
草木染め工房での様子
作業場では仲間の皆さんがいろいろな作業に参加しています
番組の構成やセリフを考えたり
「えんがわラジオ!」とタイトルコールを収録してみたり
なるほど。“仲間”の皆さんも障がいの程度が様々だったりして、コミュニケーションをどう取っていくのかなど、手探りの部分は多そうですね。「音を録る」というのも普段はあまりしませんよね。今回は自分たちで音の編集もされたんですよね?

Kさん:最終日の発表会に向けて、僕とHさんが音の編集をして、Mさんがパワーポイントを作って、という感じで役割分担しましたね。

音の編集は経験があったのですか?

Hさん:動画は編集経験があるんですが、音だけというのはなくて。

Kさん:僕も同じで、音だけだとボリュームのバランス感とかもよく分からなくて難しかったですね。

Hさん:今回は特に、録音した素材が2時間くらいあって、それをもとに10分×2本に編集しないといけなくて。まず全体を聞くのを分担したのですが、それも大変でしたし、編集の影響でぷつりぷつりと途切れていると変だと思うので、聞いている人がずっと違和感なく聞けるか?ということに気を付けながら編集しました。

実はインタビュアーも3日目の終わり頃に少しだけ見学させていただいたのですが、そのまま映像も撮ったら良いのに!というくらい皆さんの雰囲気や頑張りが素敵でした。その他にはどんな活動があったのですか?

Kさん:作業場での録音以外には、図書館へ外出する様子も録音しましたね。

Hさん:その時は出かける時の車の音から、図書館の中で歩く音、それに紙芝居を一緒に探したのですが、その時の様子だったり、職員さんの声掛けだったり。いろいろな音を録りました。
 足音はかなり近づかないと拾えないので、マイクを通して聞いて「あ、こういう足音だったんだ」と発見がありました。それから、聞き返した時には、利用者さんの声や反応に初めて気づいたり。「あ、あの時こんなこと言っていたんだ!」とか、いろいろな発見がありましたね。

オープニング部分の収録
音録り…で全力疾走?!という場面も

どのようにコミュニケーションを取るべきなのか?

「録音する」ということが仲間の皆さんの日常を非日常に変えてくれるような、不思議な体験だったようですね。
今回のワークショップを通じて、自分が一番学べたなと感じるのはどんなことですか?

Kさん:コミュニケーションの仕方についてかなと思います。重度の障がいのある方は、言葉のコミュニケーションはなかなか難しいのですが、相手の反応や手の動きとか、それが何を表しているのか分からないんです。僕はカウンセリングを専門に学んでいるわけではないんですが、そういう授業を取っていると、相手のしぐさとか目線、表情など細かいところまで注目するので、その大切さを今回痛感しました。

Mさん:まず、「地域づくり」という言葉がタイトルにもありましたが、最初は「地域づくりってその地域にいる人にしか参加できないんじゃない?」と思っていました。でも今回みたいに外部から入っていった私たちのような、地域の外の人も関われるんだ、ということを学びました。
 それから、図書館に行った時のことを職員さんと振り返った時には、職員さんが、紙芝居を選ぶ時に利用者さんに選択肢を与えていたことや、その反応への解釈が、本当に正解だったのかな?という話をされていました。福祉を勉強している私たちは『選択肢を与えるのが当たり前』だという考え方だったのですが、職員さんはそれ以上にいろいろなことを考えているんだな、と感じました。私も言葉を発するようなコミュニケーションが難しい利用者の方に対して、どういうふうにコミュニケーションを取るのかを考えていくのは大事だなと思いました。

“選択肢を与える”というのは、例えば紙芝居を一つ選んで、「これ、良さそうだけどどう?」というように決め打ちするのではなくて、「例えばこれとこれ、どっちがいいかな?」といったように提示するという意味で良いですか?

Mさん:そうですね。でも、その利用者さんが言葉で発することができない方だと、正直どちらを選んでいるかが分からないんですよね。反応を見ながら、職員さんが「こっちだねー」と話を進めてくださったりしたのですが、それが本当に正解かどうか分からないんです。

なるほど…。通訳のような役割をしてくださった職員さんも、それが正しかったのかは分からない、ということなんですね。すごく難しいですよね。もちろん、毎日接している方と、初めて会った方とで感じ方が違う、といったこともあるかもしれないですね。
「選択肢を与える」というお話は、2~3月のワークショップに関するインタビューでも出てきたのですが、普段から大学での授業等で学ばれているんですね。では、Hさんはどうですか?

Hさん:音の大切さというか、可能性をすごく学べたなと感じていて。日常生活で音だけに着目する機会が私自身なかったので、今回ラジオというメディアを通じて、音だけという状況に真剣に向き合うことができました。
 もちろん、音だけじゃなくて目から情報が得られる「映像」もセットになっていると、視聴者としては想像しやすいと思うんですが、音だけとなると、仲間の皆さんやスタッフの方、それぞれがどう想像するのかで捉え方が違ってくると思います。その時に頭に浮かんだ色合いも、聴く人によって違ってくるんだろうなと。音って、意外と面白いんだなというのが学びになりました。

普段の生活で目も見えるし耳も聞こえるし、という状況であれば、それらが補い合いながら情報を受け取っているわけですね。
だから、音だけというのは目の見えない状況と言っても良くて、聞こえる音だけに集中して拾って、そこに想像力を発揮しないといけない。
その制作した番組は、最終日に職員さんや仲間の皆さんの前で発表されたということですが、反応はいかがでしたか?

Hさん:言葉で反応できる利用者さんの中には、「あの職員さんの声だー!」とか、「〇〇さんの声だよね」と楽しんでくださる方もいましたね。言葉で発することができない方は、目線とかで自分たちも感じるしか方法がなかったので…どうなんだろう。直接聞かないと分からないのですが、楽しんでもらえていたら良いなと思います。

最終日の発表会の様子
今回は2年生3人のグループと、1年生2人のグループでそれぞれ2本ずつ制作されたんですよね。

Mさん:こっちは元気でわいわいとした雰囲気の番組になっていたのですが、1年生のグループの番組は落ち着いてる!という雰囲気に仕上がっていましたね。

Kさん:1年生の班が音を録らせてもらった利用者さんたちは、会話ができる方も多かったので、そういう点でも雰囲気が違う仕上がりになっていたと思います。

Hさん:仲間のお一人が紙芝居を読んでくれる様子を録音していて。その時聞いていた皆さんが一緒に「わぁあ」と歓声をあげたりするのも録音されていたので、それはこっちの班には入っていない音だな、と。

Kさん:発表会で聞いている時も、紙芝居を今、その場で読んでいるような雰囲気で皆さんが音を楽しんでいて。録音の時に盛り上がったところでは、また一緒に叫んだりもしていましたね。

じゃあ全身で楽しんでもらえている感じだったんですね。
スタッフの皆さんの反応はどうでしたか?

Hさん:仲間の皆さんを見て、「こんな反応するんだ~」と楽しまれている方もいました。

Mさん:「私は普段、こんなふうに声掛けをしているんだね~」と言われるスタッフの方もいました。今回中心となって対応してくださったのは法人本部・専務理事の北川さんと事業部長の森さんなのですが、普段は北川さんが自分でラジオ番組を制作されているので、自分の声などは聞き慣れているんだろうなということも感じました。

学生さんたちが制作したラジオ番組はこちらで視聴できます。
いぶきのえんがわラジオ
#004~007「学生企画」シリーズ

「あんなに楽しそうに働いている社会人、見たことある?!」

そこで働いている方々との出会いというのも、インターンシップやワークショップの良いところですよね。
インタビュアーも現地で見学させていただいた際に、スタッフの方が皆さん楽しそうだな、という印象を受けました。

Kさん:3日目の終わりには、講師の星野さん、中野さんに駅まで車で送ってもらったのですが、その時に特に北川さんについて「あんなに楽しそうに働いている社会人、見たことある?」という話になって。僕は人間関係があまり良くないアルバイト先を経験したこともあったので、確かにそういう社会人ってあまり見たことがないかもしれない、と思って。こういう職場で働いたら楽しいし、やり甲斐があるだろうな、ということは思いました。

どうせ働くなら、楽しい職場で、笑顔で働きたいですよね。
皆さんはまだ2年生なので、就職活動はまだ先かなと思うのですが、今回参加する中で、今後への課題は見つかりましたか?

Mさん:私は障がい分野に興味があって、障がいの内容によって重さなどが違うし、どういうふうにコミュニケーションを取っていくのかとか、そういう部分はこれからの課題だなと感じています。

MさんとHさんは社会福祉学部の中でも「人間福祉専修」ということですが、普段から授業でも障がいのことも学ばれているのですか?

Mさん:そうですね。行政・子ども・医療・人間福祉という4専修がある中で、人間福祉専修が一番幅が広いんです。職業を選択するにも、いろんな方向に行けて。

Hさん:高齢者福祉の方向にも行けますし、場合によっては子どもの福祉分野にも進めるかと思います。

※2025年4月からは「総合政策専修/現代社会専修」の2専修に再編されます。

なるほど…。福祉と一口に言ってもすごく幅が広いですもんね。

Kさん:僕は心理学の所属ですが、福祉分野のことも大学では学んでいるので、将来働く選択肢として、福祉関係の仕事も良いなと思っていました。でも今回、知識が全然足りないなと思って。
 障がいに関する知識については、学校で勉強するのは発達障害などの領域が多いのですが、身体障がいのある方だと専門的なケアの重要度が全然違うことなど、学ばなければいけないことも多いんだなと感じているところです。
 今回、作業の録音に入っている時に、けいれんを起こしてしまった方がいたのですが、その瞬間、職員さんが一斉に時計のほうを見たんですね。なんでだろうと思ったら、けいれんをしている時はちゃんと時間を測っておかないといけないんだよ、ということでした。僕たちが入らせてもらった時も、職員さんたちはすごく普通に、自然に働いていらっしゃったのですが、そういう場面を見て「プロってこういうことなんだな」と実感しました。そういう切替がすごくて。福祉施設で働くのであれば、知識はもっともっと必要だと思うので、そこは課題だなと思っています。

そういう時にもうろたえず対応できるのがプロ、なんですね。もちろん、経験の積み重ねもあるからこそだと思います。でも、体験で現場にいたらびっくりしてしまいますね。

Kさん:はい。そういう可能性がある、という話は事前に聞いていたのですが、やはり実際に起こってしまうと。
 けいれんが起こった時にはすぐに教えてもらえましたし、その方もすぐに落ち着かれたので、それ以上不安に思うことはなかったのですが、びっくりはしましたね。

では、Hさんはどうでしたか?

Hさん:課題というのか…今回は「ラジオを通して地域づくりの可能性を考える」というテーマだったのですが、私たちはラジオの番組は作ったものの、それが地域の人たちにどう受け止められるんだろうというのが、その後の部分なので見えなくて。その、第二いぶきさんと地域のつながりという部分が今回だけでは見えなかったので、今後の展開としてどうつなげていくのだろうということと、そういう部分を深く考えていくことも重要なことだなと感じることができました。

なるほど…。ご自身の、という以上に社会の側の課題、とも言えそうですね。
普段から皆さんがいろいろ勉強されているからこそ、見えてくるものがあるんだなとお話を聞いて感じました。すごく頼もしいですね。
今後もいろいろなワークショップが企画されていくことと思いますが、もし、参加しようか迷っている人がいたらどんなアドバイスをしますか?

Hさん:やってみな!って。

Mさん:迷っているならやった方が良いですよね。

参加してよかったですか?

KさんMさん:はい!

Hさん:やってよかったと思いますね。新しい発見もめちゃくちゃ見えてくるし、自分なりに学べることもいろいろあると思うので、暇なら。あ、「暇なら」って言うといけないですね。

Kさん:予定が合えば。

Hさん:夏休みはいろいろ忙しいとも思うのですが、自分で勉強して机の上で学ぶだけよりは、現場を見て、百聞は…

Kさん:百聞は一見に如かず。

Hさん:そう、そういう言葉があるように。だから、やってみな!って。

確かにそうですね。今回経験したことで、後期からの授業を受ける姿勢は変わりそうですか?

Kさん:僕はだいぶ変わりましたね。発達障がいなどの勉強をする中で、講義で受けた内容について、さらにどういう症状なのか、症状の起こる理由、ケアの仕方などまで調べるようになりました。単純に自分の好奇心ではあるのですが、興味がわいてくるというか。

良いですね。インターンシップとかワークショップとかの良いところって、その後の、学校での勉強にも影響があることだと思っています。良い夏休みになりましたね。

Hさん:社会福祉学部は3年生になると、「社会福祉士」の資格を取るための実習が180時間分は最低限ありますね。国家資格なので、結構大変です。

Mさん:大体1ヵ月くらいですね。

おお。大変ですね。ではこれからも頑張ってください!!
本日は貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。
講師の星野さんにもお聞きしました。
企画をされるときには、「こういうことを考えてもらえると良いな」というプランはあるのですか?
星野さん

 以前はそういう考えもあったのですが、今は学生さんの力が大きくて、こちらの予想を超えた学びを獲得してくれる、というのが最近の傾向ですね。学生の思考回路をこちらが変に想定してしまうと良いものが出なくなってしまうので、それぞれの学生さんの学びが引き出せるように、そしてそれをより良く共有できるように、ということに力を入れています。

3人へのメッセージもぜひお願いします。
星野さん

 本当にお疲れ様でした。3人とも、振り返りのワークシートもすごくしっかり書けていて、中でも、感じたことを率直に書けていたのがとても素敵だなと感じました。そして、やっぱり笑顔ですよね。参加してもらえることもですが、笑顔でこうして語ってもらえると、改めて良かったなと感じます。ぜひまた別のワークショップにも参加してみてください。
 社会福祉法人 いぶき福祉会さんとは以前にもコラボさせていただいたことがあるのですが、今回も素敵な機会を用意していただき、本当にありがとうございました。

ありがとうございました!